2010年12月16日

どこまでも続く日本人的な気質とは

80半ばの両親の介護などで長期日本帰国しており御無沙汰してしまった。また、タコの日記をまとめてみたい。

「タコ社長は、ハエ取り紙みたいな人ですね」。
以前、ある方にそう言われて、そういえば前に口を開けていてハエを飲み込んでしまって、その一日がヤケに爽快だったな、なんて思ったりして妙に納得。この方は、どんどんと人が寄ってくる、と言いたかったのであろうし、それは善意の発言ではあったのだろう。しかし、欲を言わせてもらえば、もう少しサッパリとした表現をしていただけなかったのかとも思うし、ハエにたとえられては皆さんも映えない。でも、褒めてもらっているようなので文句は言えないが。

先日お会いした取引先の方、ちょっと今までとイメージが違う。よくよく見てみると、なんだか引き込まれそうな危ない目をしている。
「タコさんね、青いコンタクトレンズを入れているんですよ。面白いですよ、日本人は必ず何か言うけど、オーストラリア人は何も言わないのよね」。
実は、3%くらいオージーの私もコメントを避けてはいた。容姿や年齢に対する発言を極力避けるオージーの気質と、ほぼ100%コメントしたがる日本人の気質の違いだろうか、などと比較してみると納得できそうな気もしてくる。

日本人の中には、私と会って顔が広いというよりデカイ、とコメントする人が知っているだけでも2人はいる。ゴキブリは1匹いると、その100倍はどこかに隠れているといわれるが、そうしてみると、この手の隠れコメンテーターはわんさかいることになる。ハエとかゴキブリとか、あまり感心しない形容はこの際おおめに見ていただくことにしよう。

ちなみに、ゴキブリといえば、前に会社を訪れた方が、「クイーンズランドにはゴキブリがいるでしょう」とあたかもそれが嫌でクイーンズランドに行きたくない、と言っておられたのを思い出す。前にそこに住んでいたスタッフも、ブンブンと遠慮なく飛んでくると言っていた。どうも、ホイホイとはいかないようで、メルボルンにいる理由がこれで一つ増えた。メルボルンのゴキブリは、行動がやや地味なような気がする。

「マレーシアに行ったら、会う人会う人全員に、歳はいくつか、結婚しているのか聞かれまくったわ」。これはマレーシアから帰った日本女性の弁。人の容姿や年齢に、日本以上にコメントしたがる民族がいるようだ。これは、これで文化人類学的にみてなんらかの理由があるのだろう。いずれにしても、オーストラリア人に対しては、身体、年齢に関わるようなコメントは避けた方が無難であるようだ。ただし、綺麗だとか若く見えるとか、そういった喜ばれる発言は、歯が大いに浮くほど言ってもいいようではあるが。

「代表、どうしたんですか、ドジンみたいじゃないですか」。
私のデジカメ写りを評価してあるスタッフがバカデカイ声で禁止用語を使って言う。飲み屋の酒の席ということもあるのだろうが、ハドメがきかない。「酒ヤケです」。赤ワインがこうじて脱色が効かない私はこう答えるしかない。

こうしてタコ社長、メルボルンにいながらますます日本人度が高まってきていて、いつか日本に永住したい、などと血迷った発言を繰り返している。

  

Posted by タコ社長 at 14:58Comments(2)